お客さまが来店してから料理を注文してもらい、お金を払うといった一連の流れが継続されないと飲食店を続けることができません。ここでは、新規のお客様を集客する場合と、常連のお客様を集客する場合のコストの違いについて解説していきます。
新規集客は常連集客よりも7倍のコストがかかる
一般的に、新規のお客様を集客するのは、常連のお客様を集客するよりもコストが7倍かかるといわれています。
その理由として、AIDMAの法則(アイドマの法則)という考え方が根底にあるからです。AIDMAの法則にのっとれば、飲食店を利用してもらうためには、新しいお店が出ていることに気づき、興味を持ってもらい、一度食べてみたいと考え、来店の予定を検討し、来店されるといった一連の流れが存在します。
新規のお客様の場合、このAIDMの一連を経てようやく来店してもらうことができます。しかし、一度でも来店したお客様は、AIDの部分はクリアしているため、割引クーポンなどを配布すれば次回のリピート来店につながる可能性が高くなります。
チラシのポスティングを考えても、一般的に反応率は0.3%程度で、10万円かけてポスティングしても30人しか呼び込めません。新規集客のコストは、3333円となります。
そのため、常連客を呼び込んだ方が、新規のお客様を呼び込むよりもコストが安く済みます。
まとめ
新規集客と常連集客のかかるコストの違いについて理解いただけたでしょうか?お店の認知度を高め、新規のお客様をできるだけ集客したいと考えるのは当然のことですが、既存のお客様をいかに呼び込むかが、飲食店を継続するうえでの鍵となります。